こんにちは、翠鳥です。

今回は、癒しがある程度進んでいる人に向けてのお話です。
「結構自分癒しが進んだと思うけど、なんかまだまだだなあ…」と、
そんな状態にいるにいる人には、ちょっと耳が痛いかも？
でも結構、大事なお話なんでよく読んでみて下さいね。

 

セッションしていて時々感じるのが、
【他者の世界で生き続ける事を無意識に選んでるなあ】という事です。
本当はもう自分の世界で生きる事が出来るのに、その選択を選ばないんですね。

 

一つの絵を一緒に眺めていても、
見ている人よっては全く違う感想を持つ事は良くあります。

AさんからみたBさんは○○でも、
CさんからみたBさんは××だったりします。
同じ人の事を言っているのに、全く違う風に感じる…って事、ありますよね？

 

これは、人が「自分の認識を通じて自分だけの世界」を創って生きているからなんです。

そして、その世界の中心が自分なんだ…と自覚を持って生きる事で、
思い通りの生き方が出来るようになっていきます。
人に振り回されない自分の核が生まれるんですよね。

しかし、誰もが最初は他者の世界で生きています。
父や母の世界とかね。
成長していく中で、自分だけの世界へと自立していくわけなのですが。

ただ、この時に、愛して貰えなかった…と言う風に、
制限、思い込み、ルール、ブロックと言われるものを持ってしまうと、
いつまで経っても、他者の世界で生きている状態になるわけですね。

「自分らしく生きちゃいけない」って思ってしまったのも、
「私には駄目な子だから好きな事しちゃダメだ」って思ってしまったのも、
他者の世界で安心して生きる為に作ったものなんです。

他者の世界で愛してもらう為、
他者の世界で認めてもらう為に、作ったんですね。

だから、大人になってもそれに縛られている限り、
「愛して欲しい、認めて欲しい」と内なる自分が訴えかけるわけです。
「なんで愛してくれないんだ！なんで認めてくれないんだ！」と怒るわけです。
「なんで愛してくれないの？なんで認めてくれないの？」と悲しむわけです。

なので、セラピーやヒーリングと言った、
内なる自分を認め愛する作業というのは、非常に大切な事です。
自分の世界で自由に生きる事が出来るようになる為にも。

ただし。ある一定のレベルまでの話ですが。。。

これはうちのやり方になりますが、
自己価値を数値化した時、
大体４０がボーダーラインになっています。
自己価値というのはありのままの自分を愛し認めている…というものですが、
４０を超え始めると、
「人生って良いも悪いもあるけども、生きていけるものだよね」
って思い始める事が出来るわけですね～。

しかし、その境目を超えているのに、
まだ縛られている人が意外に多かったりするんですよね。

本当は自分の足で立つ事が出来るのに、
本当は自分の世界で生きる事が出来るのに、
「まだ愛して欲しい」
「まだ認めて欲しい」
と、訴えかけちゃってるんですね。

自分を愛する事が本当に出来ない。
自分をありのまま認める事が本当に出来ない。

そんな状態の人に、
いきなり「あなたは自分の世界で生きなさい！」というのは、
正直無茶な話で、そんな事するのは危ないです。
HPがギリギリなのに薬草も持たず、剣も鎧も装備せずに冒険に出るようなものです(;^_^A

 

しかしながら、もう十分と言えるレベルに達している人に必要なのは、
その愛して欲しい、認めて欲しいと「訴える権利」を放棄することだったりします。

子供のころは良いんですよ。
他者の世界で生きてるんだから、もっと愛して欲しいです！もっと認めて欲しいです！と、
愛される権利、認めてもらう権利を訴えかけたって。
だって、他者の世界で生きてるんです。
父と母の世界で生きてるんです。

賃貸で家借りる事にして、あるはずのものが設置されてなかったら「契約と違います～」って言いますよね。
当然の権利ですし、言って良いんですよ。

でも、自分の家を買ったのに、エアコンが無いからと言って、
前に住んでた家の大家さんに「エアコン無いんですけど、設置お願いします」って言います？(笑)

十分に自分の世界を生きれるようになったんなら、
いい加減に他者に愛されること、認めてもらうことを訴えかけるのは止めにしましょう。

だって愛して貰えなかったから。
だって認めて貰えなかったから。っていつまで権利を訴えかけるんでしょう？

あなたの世界は、あなたを中心に創られているのに。
あなたが愛して、あなたが認めていける世界なのに。

もう、他者に愛して認めてもらう権利を放棄しても良いんじゃないですか？
始めは怖くて当然です。
誰だって初めての一人暮らしは不安だし、多少は怖いんです。
この不安や怖さを「まだダメなんだ」って勘違いしてるだけなのかも。

あなただけの世界を持つのなら、
他者の世界での権利を放棄して、自分の世界で生きる決意と覚悟が必要ですよ？
私はいつまでも他者の世界で生きるんです！っていうなら話は別ですけども(´□｀｡)

 

ちょっと耳の痛い話かもしれませんけど、
もし、あなたがすでに「ある程度、自分を愛してるし、自分を認めてるなあ」
って自覚があるなら。
権利の放棄を選んでみると、思いのほか自由な世界を感じられるかもですよ≧(´▽｀)≦

一定レベルを超えた後で、この自覚をすると結構恥ずかしいです。
決意と覚悟と決めなくちゃって思えます、ちゃんと自分癒しが進んでいれば。
これは、ボク自身も体験した事だったりします。
アタクシだって普通の人間ですから、親に対して、怨みの気持ちもあった頃もあるんですヨ。

これに気がついた時、
「やだ！恥ずかしい！いつまで訴えかけてたんだろ！生きててゴメンナサイ(/ω＼)」
って誰もいないのに、その場にいるのが恥ずかしかったです(;^_^A

でも、恥ずかしいのはほんの少しですよ～(笑)
そのあと、ホントに自分の世界の広さを感じる事が出来て、楽ですよ～。
必要なのは、決意と覚悟。あと、ほんの少しの勇気だけですからね(^O^)/