ご先祖様を大切にする方法2

こんにちは、翠鳥です。

連載記事「ご先祖様を大切にする方法」の二回目です。

一回目はこちらから。

 

仏壇問題、お墓問題。
ご先祖様を大切にできていないから、
怒ってる、悲しんでる。
そして、私達は今、困ったことになっている。

 

これが悩みになっているワケですが、
そもそも、ご先祖様が怒る?悲しむ?
祟る?恨むって??

 

生物の基本とされる本能には、
「種を残す」ってものがあります。

 

この種を残すという、
命の連鎖を見守り続けるのが、
ご先祖様、所謂「祖霊」です。

 

祖霊が恨む、祟るのか?
そんなことはありません。
命の連鎖を見守り続けるだけです。

 

ただ、祖霊とは違う「想念・霊」が影響を与えるということはあります。

人が様々な思想を持つことで、
独特の考えを持ち始めて、
そして、その想念体による縛りが発生しているのは確かです。

 

伝統を維持している血筋などは、
その縛りが発生しやすいですし、
数代の家族の想いなども、
ルールになることはありますから、
実際に「そのルール」に従わないものに対して,
圧をかけてくることはあったりもします。

ただし、これらは、あくまでも、
自分で対応出来るものです。
(これは次のコラムで)

 

 

ですが、先祖、祖霊という形で言うならば、
「命の系譜」を大切にすることがもっとも強い願いなんです。
そして、言いにくい話なのですけども、
ぶっちゃけ、「お墓」「仏壇」を持たないから、
ご先祖様を大切に出来ないなんてことはないんです。

 

先祖から続く「自分の命」を大切にすること。

 

これこそが、もっともシンプルなご先祖さまを大切にする方法です。

 

そもそも、仏壇やお墓というのは、
「祈りの窓口」ですが、
そこに入口があるのではなく、象徴です。

そして、ご先祖様というものに関していうのなら、
自分の肉体こそが、もっとも強い象徴なのですから。
自分の体を大切にして、人生をしっかりと生きる。
それだけでいいんですよー。
もし、ご先祖様が怒ってるのだとしたら?
それは、今のあなたが人生を大切にできてないからでは?
って、話なんです。

 

もちろん、お墓や仏壇を整えて、敬う形をつくることは、
悪いことではありません。
「形」を整えることは、入口を作ることでもあります。
敬うという気持ちの始まりとなります。

ただ、色んな理由があって、
仏壇やお墓が整えられない。
そのせいで、ご先祖様が怒っている…なんて、悩んで苦しむ必要はないということ。

脈々と続く、
あなたの肉体を通じて、祈ることだって出来るってことを、忘れないでください。

 

大切にしたい、ありがとうっていう想いは人の内側から生まれるんですから。

 

ちなみに、何度か、ご相談がありましたが、
「貰われた子なので、血がつながってない」ということでも、
悩む必要はないですよ?
極論を言えば、命の始まりが祖霊。
人間のみな兄弟的な感じです。

もうちょい別の言い方をすると、
氏に入る。連なりに入るってことで、
血縁関係者的な扱いになっちゃいます。

結構、この世界、厳密なルールもあるくせに、
アバウトな一面もあるので、
変に難しく悩みすぎない方がいいですよー。