うちの師匠ってこんな人

こんにちは、翠鳥です。
敬愛する私のししょんぬ、紫乃女さんのサイト、銀三十枚が10周年となりました。
http://silver-w.com/

最近、新しく出会う方々から、
「紫乃女さんってどんな人なんですか?」
と、聞かれる事が多いので、
せっかくの節目なので、ちょっと振り返ってみようと思います。

私と紫乃女さんが知り合ってから、
もう十年以上になるんだなあ…としみじみ。
紫乃女さんと出会ったのは、
この銀30枚が出来る前のサイトがきっかけでした。

当時、私がこれまで副業的な形での活動だった占いを、
本業としてやっていくか!と決めた時のことです。
長く続けてきて、それなりにいい評判も頂いてた占いですが、
正直、これでご飯食べていくって出来るのかしらねー?という気持ちもあったりしたのです。
のーてんきに生きてるようですが、色々悩む事もあるんですよ(笑)

占い師としてとあるお店に所属して、活動していたのですが、
その時に出会ったのが紫乃女さんです。

とはいっても、直接出会ったのではなく、インターネットを通じてですが。
コラムを読んでいると、
ああ、この世界でこんなふうに生きていく事、出来るんだ…と思ったのが、
最初の感想でした。
データに基づいた濃厚な記事、事実は小説より奇なりの生き方など、
どんどん引き込まれたのを覚えています。

それで、
「ゲイの占い師です~。最近本業として活動し始めたので、良かったら仲良くしてください」
的な、メールを出したような気がするんですが。

今思うと、何とも軽いメールだったと思うんですけども、
「そうですかー、同じ業界で生きるものとして、同胞として仲良くしましょう」的な優しい返事を下さったのを覚えてます。

そこからメールでのやり取りをちょこちょことさせて頂き、
実際にお会いすることになり…現在に至るワケなのですが。
(この間にも色んな思い出あるんですが今回はそれは置いといて)

私がこの人に出会って本当に良かったと思うのは、
知識や実力ではなく、この人の存在そのものであり、
在り方に触れる事が出来た…というのが一番の理由です。

色んなエピソードがありますが、印象的なもの、その言葉と共にあげていくと…。。。

☆「ここからここまで」☆

ご飯食べに行ったり、お土産買う時に良く出てくる言葉です。
メニューやショーケースの商品を差しながら、
「ここからここまで」
って、現実に普通に使う人、初めて見ました(笑)

紫乃女さんは基本、人をもてなすのが好きな人なので、
どこかにお出かけすれば、スタッフ達にお土産かったりしますし、
ご飯食べに行けば遠慮なく食べなさいと言ってくださいます。

でも、人って遠慮するでしょ?
なので遠慮なく食べれるようにって、
「ここからここまでもってきてくれる?」
って、上記のような形で注文してくださるんですけども…本人はすんごい少食で食べないんですよね。
なので、何度かご飯食べに連れてって貰ううちに、
「私決めますから!」とストップかけるようになったのですが、
トイレに言ってる間に注文された場合は、
テーブルが料理の山になる事間違いなしでした(笑)

でも、
「術を深めたいなら、五感を磨け。美しいものを見て、聴いて、美味いものを食え。五感を磨く事は、必ず力に繋がる」
と、言って、私がお金がない時も色んなものを食べされてくださいましたし、色んなものを見せてくださいました。
その経験が活かされてるってのは、実感としてあるのです。
弟子が育つ為には惜しむって事がない人です、色んな意味で。

☆「綺麗な目ですな。そうですか、カラーコンタクトですか…うん、綺麗だ。あなたに実によくお似合いだ」☆

紫乃女さんと講座を行わせて頂いた時の事です。
新幹線で大阪に移動してたんですけども、二人共煙吸いなので、
時々喫煙ルームに出かけます。
その時に妙齢の綺麗な女性が煙草吸ってらっしゃって。

すると、紫乃女さんはとても自然に女性に声をかけ、
上記のセリフを口にしたかと思えば、
キスするようなギリギリのラインまで顔を近づけてました。
なぜかその女性も非常に嬉しそうだったのが印象的でした…。

その後、
み「あまりにも自然に声かけてるからびっくりしましたよ」
し「綺麗な女性に声をかけるのは紳士として当然の嗜みだろう」
み「あんた女でしょ!てか弟子の前でやらないでくださいよ!!」
し「何を言う!いついかなる時でも男たるもの…」
というやり取りをしつつ大阪に向かったのでした。

でも、こういう生き方、楽しいなと思ったのも事実なので、
いつかイケメンが隣の席に座ってたら、声かけてみようと思います(ヲイ)

☆「何をいう、君は可愛いぞ」等などの褒め言葉☆

紫乃女さんは私の事を色んな意味で可愛がって下さいました。
私の中の女性性を最初にまるごと肯定してくれたのが、
紫乃女さんです。
「この人が男性だったら良かったのになー」ってのは、
何度か思った事がありますが、
「いやいや、この人が男性だと女同士の血の争いが生まれるだけだな」
と、すぐに女性で良かったのだなと思い直します。

…だって、この人が男性だったら絶対惚れてたと思うし、
まとわりつく女どもを蹴散らすのに、
呪いって、普通にやってた気がする(爆)

☆「いい加減、弟子か嫁か決めろよ」☆

この言葉を伝えられて、
「じゃあ、弟子で」
と、答えた事から師弟関係が始まりました。
沢山の弟子入り志願者が多い中で、
何という言い草だと思うかもしれませんし、私もどーだったんだと思う事がありますけども、
でも、この言い方をしてくださったから、私は弟子になることができました。

この人の元で色々と学びたいなあ…と思いつつ、
色んな事情で遠慮してた時、
この言葉を言っていただいて、素直に弟子になりますと宣言出来たんですよね。

詳しくは書けませんが、当時の私の背景を思った末に、
後押しとして言って下さったんだなあ…と思います。

そこから、私自身、学べた事、経験出来た事、力となった事は書き表せません。

☆「君がしたいようにすれば良いんだ」☆

どんな時、どんな状況でも、
師匠は私の気持ちを第一に考えてくださいました。
私はこうみえて、結構色々考えすぎる傾向があるんですけども、
「そんな事情は気にするな、君のしたいようにすれば良い」
と、私が伸びたい方向に、進みたい道を歩けるように、
導いてくれました。

紫乃女さんと私の術の方向性は全く違います。
彼女が学んだ事、身につけた事をそのまま伝えるのではなく、
私が必要なもの、私が伸びるのに良いものを伝え、与えてくれました。
第二、第三の紫乃女を育てようとするのではなく、
私個人の独自の成長を促してくださいました。
(なので、師匠の得意とする召喚魔術は私、本当にやってないんですよー)

私が今、皆さんに伝えてる、
「自己世界創造魔法」は、
師匠のこの言葉の繰り返しがあったからこそ、
考え、構築し、伝える事が出来ていると思ってます。

この世界、師匠と呼べる人は、
不思議な縁として出逢う…と昔から言います。

これから、私が師匠と呼ぶ人は、
この人以外には現れないでしょう。

この人との出会いは、
本当に不思議な縁であり、特別な縁だと思います。
こういう仕事してる割に、運命論は好きではない私ですが、
それこそ、そうなることが決まってた…と思える位に。

私は、あなたに出逢えて本当に良かった。
あなたの生き様から、沢山の事を学ばせてもらってます。

あなたがいるから、
あなたの言葉があるから、
頑張れた事、あまりにも多すぎるのです。

もちろん、普通の人から見れば、
恐れられる事、沢山の不可思議な事象を引き起こしてますし、
それらを嫌う人もいると思います。

それでも、あなたの姿の全てが、私に沢山の学びを与えてくれます。

これからも、前を歩き続けてください。
…ちょっとスピード早すぎて、
「師匠、勘弁して!」
って思う事もありますし、
あまりにデッカイことやり過ぎて、
「師匠、いい加減にして!」
と、突っ込む事も沢山ありましたが…(笑)

不出来ながら、弟子の一人として、ガンバって追いかけ続けますので、
これからもどうぞよろしくお願い致します。

あなたの弟子、みどこより